ゼロになって

短歌と日記と趣味について

【日記】2021年6月12日

冬野水槽です。
スランプなので自己分析がてら自分の改善点を羅列します。

 

・歌に目的がない

 ここでの「目的」とは「情景や喜怒哀楽を読者に伝える」という意識のことです。最大の問題かもしれない。
私の歌は私の個人的な体験やその時感じた情緒を基に自己満足で詠んでいることが多いため、どうしても共感性の低い歌に仕上がってしまう。
読者にものを伝えるという目的意識をしっかり持った上で色々と推敲していくべきなのかもしれない。

 

・一首の精度が低い

 前述した「目的がない」と通じるものがあるかも。
一つ一つの作品に全力を出せていないというか、なんとなくで作った歌をなんとなく推敲してなんとなく投稿しているだけのような気がする。私はほとんど思いつきだけで歌を詠んでいるので、思いつかなくなった時に行き詰まるのが大きな弱点。
よって一首の完成度が低く、表現技法や言語感覚が向上しない、というような感じ。
一首三十一音の全てにもっとこだわり、それぞれに意味を持たせるよう意識すべき。

 

・感性が鈍い

 致命的。
言語感覚のアップデートのため歌集をよく読んでいるんですが、私の好きな歌人の方々は感性がずば抜けているので逆に参考にならない。いい意味で。
ものごとを多角的かつ客観的に見る能力って言うんですかね。発想の転換や視点の変更などの技法が私には足りない。経験や知識の不足はもちろんのこと、具体的に何をどうすれば改善するのかが全く分からない。とにかく作りまくればいいのかしら。
上の二点と比べ解決の糸口が見えない分、個人的には一番苦しんでいる問題です。国語辞典とか場面設定類語辞典とか読みまくってみようかな。知識の不足が原因のような気がするので。

 

・テーマがワンパターン

 経験や好きなものばかり詠んでいるためか、私の歌ってテーマが一辺倒な気がするんですよね。「死」「性愛」「雨」「夜」「夏」「孤独」「悲しみ」「切なさ」みたいな。表現の幅が狭い。もっと色々なテーマで歌を詠んで、経験を積むべきだと思う。
「好きなことを詠む」こと自体は良いことだと思うんですが、私の場合はテーマが暗いものばかりで、逆張り的な安直さがぬぐい切れないとも思う。すぐ失恋や厭世観に傾倒してしまう。本当は明るく爽やかな歌とか詠みたいんですけど、それを詠むだけの人生経験が足りない。もっと楽しいことに目を向けられるようになりたい。
こればかりは経験積むしかないってのと、私今鬱状態なんで治療に専念して色々なことを楽しめる状態に戻すしかないのかもしれない。これはとりあえず保留。

 

 

こんなもんですかね。
もっと短歌うまくなりたい。